縁猫『エンシャ』 

大阪・福岡の結婚相談所 1年以内のご成婚を目指して!

愛妻の進化は誰にも止められない。だが、それは亭主に気を許している証拠なのだ。

 愛妻の進化は誰にも止められない。だが、それは亭主に気を許している証拠なのだ。

尾篭な話で恐縮だが、愛妻のオナラは進化し続けている。あの頃は良かった。「プッ」と音が鳴ったら。胸に手を合わせながら、「あら、ごめんなさい」。「いいよいいよ、聞かなかったことにする」ところが年数が経ってくると違ってきた。

「プッ」と音がしたから、顔を見やると、「可愛いもんでしょッ!」とにらみ返された。最近では、立ち上がる時、料理をしている時、階段を昇り降りする時、「プップ、プッププッ」と連発式になっている。

 恐る恐る注意をしたら、もはや本人も気付いていないらしい(笑)。数日前などは、「バーン」という音で目を覚ました程だ。「すわっ阿蘇山の噴火だ」と飛び起きたら、愛妻のオナラであった。

多分我家だけの光景のはずで、読者の皆さんは「下品な奥様よねー」と嘲笑を浮べているに違いない。又、そうであって欲しい(笑)。

 しかし、この事は亭主にとっては喜ばしいことである。愛と信頼の証ではあるまいか。ここまで私に気を許してくれている愛妻が可愛く仕方がない。もしそうでなければ、亭主がいることさえ忘れているか、完全になめきっているかのどちらかになる。

 そんな事は断じてあるまい。その証拠に、給与を渡したその日の笑顔。記念日にセーターを選んで渡したが、しげしげと見た後、「プレゼントはいらないから現金をくれない」というジョーク。

どの場面を切りとっても愛があるではないか。全亭協の会員の中には「粗大ゴミの日に抱き抱えられそうになったよ」と言った強者もいる程だ(笑)。

 さあ、読書の秋。我家では、お互いに是非読んで欲しいという本を交換する習慣がある。

 私は知人が書いた、「妻を愛するということ」を渡していた。愛妻が買って来てくれた本でも読むか。帯津良一の著書であった。タイトルの「達者でポックリ」って、って、一体、何なんだあ(笑)。